こんにちは、のんろそです。先日大学の卒業式がありましたが、院でも同じ研究室なのであんまり卒業した感が無いです。
大学4年間でとった講義を振り返るやつの3つ目、2年前期(2Sセメスター)の振り返りです。この学期は1~3年の内だと最も履修の自由度が高く、かつ時間割を疎にすることが可能な学期となっています(多分)。
1年後期の振り返りはこれ↓
- 物性化学(S1ターム)
- 生命科学(S1ターム)
- 基礎実験III(化学)(S1ターム)
- 古典語初級I(ラテン語)
- 言語構造論
- 言語文化論
- 人間行動基礎論(理科生)
- 振動・波動論
- ベクトル解析
- 統計データ解析II
- 全学自由研究ゼミナール Medical Biology入門
物性化学(S1ターム)
火4金2(S1) 必修 物性化学
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月31日
構造化学の知識を保っていないと辛いなら1Aでそう言っといてや。1Sで爆死した有機反応化学の知識が役に立つ。分子軌道法でてくるけど。
教員が面白かった。割と勉強したけど良。
このセメスターのみ、ツイッターで講義の感想をスレッドにするやつをやっている
化学の必修講義。週2コマ2か月。
分子軌道法とか点群とか永年方程式とかそういうのが出てくる(何も覚えていない)。何も覚えていないが、配布資料がしっかりしていて今も手元にあるので真面目に講義内容のキーワードを羅列してみる。
ルイス構造、VSEPRモデル、π結合、分子軌道、色々な対称性・点群、ヒュッケル分子軌道法、芳香族性、付加環化反応、金属錯体、ルイス酸・塩基、磁性、光吸収、バンド構造、結晶格子、双極子モーメント・各種相互作用、実在気体の状態方程式、高分子
マジで1つも覚えてないけど、どうやって単位とったんだ???
高校化学と有機反応化学と構造化学の経験をフル動員させてやっと半分理解してたかどうかという水準だったと思う。教員の喋り方がめちゃめちゃオタクだったし顔がsyamuさんにちょっと似ていたのでめちゃめちゃ面白かった(なので話自体は結構ちゃんと聞いてたはず)。配布資料が充実していたので教科書は買わずに済んだ。充実していなかったら確実に買ってたと思う。
物性化学むずい。これ必修かー
— のんろそ (@HpnG19) 2018年4月17日
必修の物性化学の勉強で図らずも「色」というものへの理解が深まり感動を覚えた。知識の連関。概念。学問の悦びを思い出せ。自然科学。。。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月7日
巨人の肩の上に立つ
講義内容が難しすぎて意識が上に飛んでしまった時のツイート(錯体の色とかその辺の話だったはず)
ポケットモンスター
— のんろそ (@HpnG19) 2018年4月20日
HOMO/LUMO
いつもの
1s 2s 2pとかが人称の略称にしか見えなくなったので物性化学向いてない。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月8日
persōna 1, 2, 3
singulāris, plūrālis
ラテン語に侵食されてる
生命科学(S1ターム)
金3 必修 生命科学
— のんろそ (@HpnG19) 2018年8月6日
理一の生命科学は生命科学ではない。生物嫌いの理一生に媚を売った結果謎の科目になったんだと思う。授業の意味はないが小テストが毎回あった。期末は教科書の問題と小テストの暗記ゲー。正直なにも覚えていない。
理一では1単位しかない生命科学の必修講義。週1コマ2か月。
「どうせお前ら生物(科目名)嫌いなんやろ? せや、数物のオタクに興味持たせるために数式交えて紹介したろ!」
そうして生まれたのが東京大学教養学部(前期課程)理科一類の必修講義「生命科学」(1単位)である。
生物っぽいのは細胞小器官の紹介くらいで、後はあとはひたすら微分方程式だとか反応速度論だとか、RNAの羅列があるので翻訳してくださいだとかそんなんばっかりだった。
キラキラだとか夢だとか
講義というより、教科書の演習問題を解説して終わりでテストもそこからn問出題みたいな感じだったのでかなりつまらなかった。あと、演習問題に不備がある感じがして、ちょいちょい炎上していた(今は版が変わっているので直っているかも)。
1単位だと本当に知らん分野の問題演習して終わりというだけになってしまうので、もうちょいがっつり普通の生命科学やらせても良い気がするんだけどなあ。
ただ、微分方程式を解かずに定性的に考察する方法とかは力学系の理論で、負のフィードバックみたいなワードは制御理論で後々役に立つ伏線として機能したのでそんなに悪いものでもなかったのかもしれない。
写した図 pic.twitter.com/5b5tyX9HVO
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月17日
講義自体とは全然関係ないけど『がっこうぐらし!』10巻に感染症の数理モデルみたいなのがあって興奮した記憶がある。タイムリーになっちゃったけど…
基礎実験III(化学)(S1ターム)
月3月4(S1) 必修 基礎実験III(化学)
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月28日
確かに物理実験より予習・課題は楽だった。しかし時間はオーバーする。物理実験よりマシだけど。
東大の設備の良さを感じた。化学徒に怒られそうなガバガバ実験だった。マグネティックスターラーたのしい。
多少失敗しても大丈夫
必修の学生実験。週2コマ(連続)、2か月。
お気づきとは思うが、必修科目は全てS1タームで完結する。そのため、どんなにギチギチに履修していたとしても、6、7月には週5コマ減ることになる。2Sだけはめちゃめちゃスカスカな時間割を過ごすという人が多い。
I、II、IIIの必修基礎実験で、自分は「物理→物理→化学」という方式を選択したためIIIは化学実験だった。なんとこの2Sの必修は物性科学と生命科学と化学実験というなんともケミストリーなセメスターであった。1年次やこれ以降のカリキュラムと比較して、やはり2Sセメスターには独特な色がある気がする。
この化学実験のためだけに白衣と保護メガネを用意する必要があったが、1A化学実験の民に譲ってもらうことができたためタダで済んだ。ラッキーである。
噂通り負担は物理実験よりゆるく、実験をペアで行って試問を受けて帰り、考察をシートに記入して提出するという流れだった。全体的な負担は低いが物理実験と比べるとテクニック的に難しいと感じた。錯体に関する実験で、水浴に試験管を落として水が入って全部色が同じになったけど合格がもらえた回もあった。物質に物質を加えて色が変わるのを見たり、特定の物質を得るためにいろいろしたりするのはThe 実験という感じがして良かった(語彙力0)。ガラス細工を体験することもできる(パートナーにやってもらったので自分はやっていない)。
学生実験のためのフロアにドラフトチャンバーが72台並んだ光景はとてもインパクトのあるもので、大学の設備の充実を感じた。あとロータリーエバポレータがかっこいい。
古典語初級I(ラテン語)
ここから7科目は総合科目。やはり2年前期だけは、必修ギチギチの1年次に比べると†教養学部†を感じることのできる履修を組むことができると思う。
火2 総合L ラテン語初級
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月31日
Aセメの続き。受講者5人。予習バカ多い。教科書は全文、脚注も文法解説もラテン語で書いてあり、クソ簡単な段階から徐々に難易度が上がって行く形式。暗号解読みたいで楽しい。活用表覚えれば単位来る。教科書本文4章分覚えれば満点来る。ゴチェ先生、単位ください。
単位は来た
Aセメ始まりのラテン語初級の続き。講義の特徴はだいたい前回書いたと思う。
履修生はさらに減り、自分は全く予習が間に合わず、本当に全く予習が出来なかったときは解説を聞いても意味がないので「ラテ語切ってラテ語やる」という異様な状況を生んだ。初級の後編ということで、文法要素も動詞の活用が本格的に登場し、その多さに笑うしかなかった。受身とか完了とか未来とかを助動詞+動詞に分離してくれ。イタリア語も結構動詞の活用エグかったけど、英語が少ないだけだわ。
Aセメでは苦労しつつも90点を超える高得点を頂いたが、今学期はマジで試験が全然できず60点台だった。「活用表を覚えるだけで単位が来る、教科書試験範囲の単語ちゃんと覚えてたら満点」。これだけ聞くと簡単そう(表がデカいんだよなあ)。
インスタ映えする規則動詞活用表(表面) pic.twitter.com/S28rSirKcw
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月7日
理屈があるので本来はもっと小さくできるけど、1単語をひたすら活用させる表を作りたくなる
ラテ語切ってラテ語の予習する
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月22日
講義はペースメーカーですとは言われたものの、本末転倒感は否めない
このコースのゴールはラテン語を他言語を通してではなくその言語自体でもって学ぶことです的な意味かなあ(いま火4なのか) pic.twitter.com/LiCCc9hmk8
— のんろそ (@HpnG19) 2020年2月8日
言語構造論
水5 総合A 言語構造論
— のんろそ (@HpnG19) 2018年8月6日
言語学1つ目。連濁とかアクセントとか、説明できないけど許容できるか否かが判断できる、そんな母語の「無意識に獲得した知の体系」について考えるきっかけになった。課題2回と期末試験。点数ください。
この講義取るまで非文にアスタリスクつけるやつツイッターの文化か何かだと思ってた
言語学その1、恐らく構造言語学の初歩の講義(構造って付いてるので)
何をやったかあまり覚えていないが、ノートが手元に残っているので幾つかメモを紹介する。
- 「吉野山」と「吉野さん」のアクセント
- 「一日おき」と「24時間おき」
- 子どもの発言に見られる過剰修正 ~「投げた」んじゃない「投がった」んだよ!~
- *波が浸食をゆっくりした
- 音素と異音 ~日本語の「ん」は3種類?~
- 「さ」と「し」の子音が違うのは有名だが、「な」と「に」の子音も実は違う
- マガーク効果(Wikipediaリンク)
- 連濁は「規則」か「記憶」か? 脳波測定を用いた実験で検証する
- 存在しない動詞を活用させてみよう
- fly(飛ぶ)-flew(飛んだ)、fly(フライを打ち上げる)-flied(フライを打ち上げた)
- ブローカ失語とウェルニッケ失語
- 自動詞と他動詞
- 走りだせ!、飲み残せ!、*使いだせ!、*書きかけろ!
- 数詞の遊離 ~本を3冊借りた~
- カニ缶(かにのかんづめ)、ネコ缶(ねこのためのかんづめ)
- A君のお見舞いに行ってあげて(受益者:A君)くれる(受益者:私)?
- 自然言語としての手話
- ピジンとクレオール
いや、めちゃめちゃおもしろそうやんけ。
ほとんどの講義のノートは捨てずに収納しているのだが、残していると何年後かにこうして思い出に浸れて良いかも。
言語構造論授業中脳内
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月13日
「俺はお前が俺を見るのを見たぞ」
文構造を気にしすぎるといつもこの文が思い出される
言語構造論きいてるとやはり賢い機械翻訳は相当遠い道のりのように感じる。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月4日
この後出てきたDeepLが結構賢くて驚いた記憶がある
「わしゃルッコラ食いか!」
— のんろそ (@HpnG19) 2019年4月12日
で言語構造論の連濁に関するレポート思い出した。
ルッコラぐいだったらルッコラ専用の食い方になるなぁ
連濁のレポート課題を課されると連濁に敏感になる
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月27日
ツイートしたくなる面白さがあった(ツイ廃ムーブ)
昨日学校行かなかったの?
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月4日
うん、行かなかった。
あんた昨日いなかったっけ?
いや、いなかったよ。
(提出書類を抱えながら)
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月4日
課長いません??
いや、今ちょうどいなくて…
ホントに課長はいませんか?
はい、いません。
日本語の否定疑問文の答え方とかいうのヤバすぎる
言語文化論
金5 総合A 言語文化論
— のんろそ (@HpnG19) 2018年8月6日
言語学その2。比較言語学。個人的には一番面白かった。まわりガチプロだらけ。しかし教員が圧倒的最強。サンスクリット、ラテン語、ロシア語、古アイルランド語、古アルメニア語、古英語、印欧祖語、いろいろ出てくる(※語学の授業ではない)教員の話が面白かった。
教員がとにかく強い
言語学その2。色々な言語が紹介されるが語学の講義ではない。
これも資料が残っているのでキーワードを羅列してみる。
- SOV・SVO語順は多いが、OVS・OSVは非常に少ない
- 日本語方言のアクセント
- 埼玉特殊アクセント(そんなのあるんだ)、伊吹島のアクセント(平安時代の日本語に最も近いらしい)(Wikipediaリンク)
- 2拍名詞アクセントの5分類
- 「有標」と「無標」
- サピア・ウォーフの仮説
- Grimmの法則、Vernerの法則、High German consonant shift(第二次子音推移)
- 古アイルランド語、古典アルメニア語、サンスクリット
- アプラウト
- 祖語の再建
- 外来語の表記にみてとれる各言語の音素体系の特徴
やはりこうしてみると面白そうだし、実際面白かった記憶がある(ここにはあんまり書いてないけど、教員のフィールドワークの体験談が特に)。また、レポート課題の中に古文の指示語に関して考察が必要なものがあり、「大学生になったら古文なんて使わん」を直接否定することができたので良かった(?)。
この講義ではパワーワードが飛び交うことも多く、よくツイートしていた(ツイ廃)。
「のどあめ舐めてもいいですか」
— のんろそ (@HpnG19) 2018年4月6日
「黒板にアルメニア文字書いたら読んだやつがいた」
「皆さんが学んだことがあるくらいの大きな言語だと…ペルシャ語なんかは…」
ペルシャ語…?
伊吹島のアクセントは唯一平安時代のタイプが保存されているらしい(普通は変化・統合が起きている)し行ってみたい。にぼっしーのポスターの地でもある。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年4月20日
ゆゆゆ脳
#言語文化論
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月11日
「ヨルバ語とメエ語の研修の案内」
「ペルシャ語ならいける人居るんじゃないかなって思うんですけど」
「出席表ロシア語で書いた人が非常に多かったのですが」が
こういう講義ロシア語選択者多そう(偏見)
「みなさん、楔形文字って勉強したことありますか?」#言語文化論
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月25日
ないです
ウルドゥー語(右上から左下に繋がる)キーボード pic.twitter.com/SyOTmlWMUg
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月25日
「この字を見たらわかると思うんですけどチェコ人です」
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月8日
「中動態大丈夫ですよね?」#言語文化論
言語文化論
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月15日
アメが配られる pic.twitter.com/f1oXLP268o
飴もそうだが、本当に人柄の良い教員だった
「リグ・ヴェーダ読んでみましょう」
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月15日
やばい
「ロシア語の否定生格の由来を歴史言語学的に説明しようとする」
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月6日
??????????
そもそもロシア語を知らんのよ
2億年ぶりに古文を読んでるけど、妻のある男が新しい女を好きになって、自分の家を使う必要があるっつって前の妻を追い出して、前の妻は「月の明きに泣くこと限りなし」でその後急に歌を詠むし、男は男で「いみじうあはれ」に思ったりしてていやお前のせいやぞって。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月18日
久しぶりに古文を読んで登場人物にツッコミを入れる人(いろいろな人)
専門に進んでからじゃまずこういった講義は聞けないだろうし、話を聞いただけではあるけれどもこうして言語学に触れることができたのは良い経験だったと思う。TLは語学・言語学の人も多いし(様々な事情で)。
人間行動基礎論(理科生)
水3 総合D 人間行動基礎論(理科生)
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月31日
「記憶」をテーマにした心理学の授業。テーマは変わることもあるらしい。雑談多め。小テスト20点、レポート30点、期末50点。なお2回ブッチしてその2回が2回とも小テストだった。点数追い出しのためのD系列だったのに。アホホホホ。
進学選択の点数追い出しのために理系っぽい文系科目を選んでとった(教養学部生の自覚が全く無い)
「記憶」をテーマにした心理学の入門講義。総合D系列なので文系科目扱いだが理系と親和性が高い(ほんまか?)ため結構人気がある。
言語学と同じくらい興味だけでとったけど意外と今の分野の役に立っているので人生何が起こるかわからん。
突然だが、千円札の絵柄を千円札を見ずに表裏描けるだろうか? 千円札は何回も見たことがあるし、大富豪でもない限り些末な存在でもない。なのに意外とどこに何の絵があるかわからないという人が多いのではないだろうか。じゃあ記憶って具体的にどういうものなんでしょうね~………………という講義の導入の部分しか記憶に無い。
他には、「心理学(ここでは特に認知科学)の実験方法はよく考えられてるなあ」と感心した記憶がある。
2回しかない小テストをともに欠席し、中間レポートは字数不足、期末は散々であったため、前期課程時代で最低である51可を叩き出した科目であった(もっとちゃんと聞けばよかった)。
振動・波動論
ここから3つは理系の総合科目。
月1 総合E 振動・波動論
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月27日
バネと重りの問題で行列の固有値問題に帰着したのがおもろかった。あとフーリエ変換ができるようになった。
そもそも月1な上に授業内手渡しで課題配布・提出それも6回。全部出せたので得点を期待していいですか。(なおテストは勉強不足により爆死)
振動現象や波動を扱う物理の講義。
後に専門課程で何回も復習することになる(機械工学をやる上でハチャメチャに重要なので)が、この時点で基礎の部分を固めることができて良かったと思う。
キーワード
ばねの振動、減衰振動、強制振動、パラメトリック振動、Q値、連成振動、弦の振動、フーリエ級数展開・フーリエ変換、1次元の波動、波動方程式、特性インピーダンス、分散・波束・群速度、波の反射と透過
今でも8割がた理解しているはず(希望)
ばねと重りが2~3個繋がった系の運動の解析が最終的に行列の固有値問題に帰着されるやつとか、弦・弾性体棒・音波・電磁波・同軸ケーブルとかを全然違うものなのに最終的に同じ式を使って評価できるやつとかが面白かった記憶がある。あとフーリエ変換については名前だけ知っている状態だったがここで初めて習った。
教員が長いゴム紐を使って前で波に関する実演をし始めたことがあり、とても熱意を感じた。あとは月1なのに教室いっぱいですごいと思った。
振動波動論、理想気体の状態方程式と気柱振動の速度とテイラー展開から音速と気温の関係式
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月1日
V=331.4+0.6t
が出せて感動した。
高校時代謎の経験則だと思っていた音速と気温の関係式も結構理論的に導ける
弦の振動を微小切片に分けて運動方程式を立てて説明している。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月28日
やはり振動波動論は僕のレベルぴったりくらいでかなり良い授業だわ。(つまり1年の微積の授業は謎に始まり謎に終わった)
ちょうど理解のフロンティアという感じでとても良かった
まだわかる感を得られるのは君だけだよ。振波 pic.twitter.com/QMa1nMU0QZ
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月3日
重り3つならこうだよねという図
できたできた。 pic.twitter.com/U2rD8m4tll
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月10日
はい出ましたノコギリ波 pic.twitter.com/H78DaKrmm0
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月11日
はい出ました三角波 pic.twitter.com/FgfDniCI4s
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月11日
はい出ました矩形波 pic.twitter.com/5Sl6oYyq73
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月11日
振動波動論、部分積分は連発するし(1-cosx)/x^2のx→0極限とか出てくるし高校数学を痛感する。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月18日
フーリエ級数展開、高校の三角関数の積分のめちゃめちゃ良い復習になる
ベクトル解析
月2 総合F ベクトル解析#ベクトル解析は古文 ・ポインティングベクトル砲・白虎隊・サムズアップで溶鉱炉に沈んでゆく・受けと攻めで考える など数々の名言を残していった。授業内容は微分形式の使用や厳密な定義により理解不能であった。板書に英語が多い。単位ください。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月28日
難解な講義と連発されるパワーワード
ベクトル解析の講義。
既に電磁気学で初歩は習っていて、専門で使う人は後でどうせ習うことになるが、やはり大事な科目であるため取っておくのがよいだろうと思って取った。
が、講義内容はかなり難解で、まずいきなりポインティングベクトルの話から始まり、最終的に双対ベクトル空間がどうだとか微分形式で外微分がどうだとか言い出してマジで終わった。(というか微分形式の話は序盤からしてた)(幸いなことに試験には普通の計算問題しか出なかった)
内容としては
ベクトル空間、grad・div・rotと各種公式、微分形式、線積分(スカラー場、ベクトル場、1-form)、面積分(スカラー場、ベクトル場、2-form)、グリーンの定理、ガウスの発散定理、ストークスの定理
みたいな感じ(半分くらいしか分からない気がする)。
あと、何かにつけてパワーワードを連発する教員だった。
ぼく at ベクトル解析の授業#ベクトル解析は古文 pic.twitter.com/22sAhRcJiV
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月7日
ベクトル解析 pic.twitter.com/wLXStN6hru
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月18日
ベクトル解析の授業中のぼく pic.twitter.com/GvcB1IER3d
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月2日
とにかくわからなかった
前回 grad, div, rotの定義とかだったのに今回 外微分作用素dとか∧とか言い始めて草。わかめ
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月7日
こわい
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月25日
受けと攻めがあるらしい
統計データ解析II
月5 総合F 統計データ解析II
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月30日
Rと統計の授業。続きものなのにIIからとったけど意外と大丈夫だった。試験なし・課題2回・LMS利用の出席による評価で、負担が少なくて良い。重回帰分析とかやるので「俺は基礎統計の先を行くよ」って思ったけど基礎統計の知識も危ういことに気づいた。点数ください。
レポート2回(中間・期末)で点数めっちゃ来た、神の講義
R言語と統計解析の授業。統計データ解析Iの続きのようだったが、IIから履修しても特に問題は無かった。
アルゴリズム入門でもRubyを扱ったが、本格的にプログラミング言語を使って行列やリストを扱うのはこれが初めてだった。内容はR言語の説明、重回帰分析、散布図行列、主成分分析とバイプロットなど(もっとあったはず)。
Rやってるとプヨグラミング初心者だから文法のミスが多すぎて何回も何回も
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月17日
「エラー:オブジェクト 〜 がありません」
「エラー:予期しない 〜 」
「エラー:…
「エラー:
あああああああああああアイラかわいい pic.twitter.com/Dy7wiOmWwz
Rはエラーを日本語で返してくれます
基礎統計の先を行く男のんろそ
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月20日
(回帰平面)(資料コピペしただけ) pic.twitter.com/T8X1F98H7U
重回帰分析
全学自由研究ゼミナール Medical Biology入門
火5 主題 Medical Biology 入門
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月31日
医学部の教員によるオムニバス講義。聞いて感想書くだけで良いので気が楽(主題はそんなもん)。刺激の強い画像が出る回が3回もあったので苦手な人は注意。(特に形成外科の回はすっごかった。)医学部の基礎研究について知れたので良かった。
医学系の先生がた非医学系の民にもグロ注意と言わずすごい画像見せてきがち
これは必修科目とも総合科目とも違う主題科目というよくわからない立ち位置の科目で、合否のみで評価されるゆるゆる科目である。人によって内容は全く異なり、自分は「Medical Biology入門」という題の講義をとった。
Medical Biology入門は、医学部の教員が様々な医学研究の紹介をオムニバス形式で行い、受講者は毎回お話を聞いてアンケートと感想を書くだけという、とても親切(かつ興味深い)講義だった。
一応ノートが残っているので講義のサブタイトルをいくつか紹介する。
- Osteoimmunology 骨免疫学
- 形成外科 ~麻痺患者の「笑い」の再建へ~
- 公衆衛生
- 法医学
- がんと微小環境
セメスターだから13回あるはずなのにこれしかメモが残ってねえ…
ノックアウトマウスの登場回数がエグかったのと、形成外科と法医学の回で画像が結構やばくてびっくりしたことだけ覚えている。
形成外科の回の、麻痺に苦しむ患者の「笑顔を取り戻す」みたいな感動のドキュメンタリーなのに画像のパワーが強すぎて内容が全く頭に入ってこなかった(2年前期にとったやつ)
— のんろそ (@HpnG19) 2019年10月16日
顔の手術中の映像、結構刺激が強い
日本、法医学者全然足りてないらしいしダブルライセンス保持者なんかみんな法医学者なればいいのに(「法」「医」という字からの安直な発想)
— のんろそ (@HpnG19) 2018年5月15日
げ〇げ〇みたいな
ってか医学部主催のオムニバス講義(聴くだけでいいやつ)とってるけど、医学部は医者になるだけ(なるのがそもそも大変なので)の学部だと思ってたけど、医学系基礎研究の話めっちゃおもろしろくてビビった。
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月7日
驚くべきことにここで色んな話を聞くまで自分の中で医学科と基礎医学研究があんまり結びついていなかった
以上、S1ターム週13コマ→S2ターム週8コマ、計20単位ぶんの記録でした。
この学期は他の時期と比べると化学と文系科目が幅を利かせるとても不思議な学期でしたが、最も教養課程らしい学期であったとも言えますね。
あと全休があって嬉しかった。
本気の†文系力†を見せてあげましょう(記念写真撮っとる場合か) pic.twitter.com/Z9TJycUuo2
— のんろそ (@HpnG19) 2018年7月16日
文系総合科目はレポート評価のものが多く、図書館に籠ってひたすら本読んで文字打ってた時期もあった
今やるべきこと(レ=小レポート)
— のんろそ (@HpnG19) 2018年6月29日
・ラテン語の試験勉強
・日本語の否定疑問文(レ)
・日本語のアクセント(レ)
・日本の古文の指示代名詞(レ)
・印欧祖語のアプラウト(レ)
・日本語で進行中の言語変化(レ)
・フーリエ変換
・重回帰分析 https://t.co/9tNUBPbQ4T
実学以外不要マンはきっと泡を吹いて倒れてしまうでしょう
入学するのは教養学部なんですよとか散々言ってたけど、総合科目振り返ったらこれしか取ってなくて教養のカケラも無かった。(BとCはどうしても取る気が起きなかった) pic.twitter.com/mjTtfewPrY
— のんろそ (@HpnG19) 2019年8月18日
自分が教養課程で履修した総合科目の一覧、国際なんちゃらとか政治とか経済とかは全く取らなかった
空いてるコマがあるんだからとっとけばよかったかなあと卒業したいま思っている科目は、経済学の入門講義、イタリア語の演習、解析力学、量子力学の入門講義、常微分方程式、図形科学B(図学と手書き製図)あたりですかね(理想論だけど)。
おわりです(単位数減ってるのに過去一で長くなった)